≪Blog≫入国緩和への前進と課題が残る現実
こんにちは。株式会社Futaba事務局です。
技能実習や留学などの在留資格を持っていながら、
日本の入国規制政策により来日できず足止めされている
外国人の数は、約40万人にのぼると推定されています。
検疫上の理由とはいえ、
「海外からの帰国者を除き入国は一切認めない」という
日本の厳しい規制は、結果として経済や外交に大きな影響を
及ぼす恐れがあると、国内外から批判が集まっています。
そのような状況を受け、日本政府はついに重い腰をあげ、
3月1日より段階的に規制が緩和されることになりました。
まずは1日5000人から、技能実習を含むビジネス目的や
留学など、長期滞在者が対象となります。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220217-OYT1T50268/
訪日観光客の入国規制緩和はまだ先になりそうですが、
オミクロン株が流行する中での大きな一歩が功を奏し、
緩和の機運が高まっていくことを祈っています。
一方、特に技能実習生を受け入れている企業様や、
技能実習生自身の頭を悩ませているのが、航空運賃の高騰です。
コロナ禍以降、アジア各国と結ぶ便は軒並み減便を強いられ、
その分、航空券の値段がコロナ禍以前に比べ高くなっています。
日本・ベトナム間を例に挙げると、コロナ禍の前は片道5万円ほど、
帰省シーズンである旧正月でも6~7万円程度が相場でした。
ところが、現在はオフシーズンであっても片道10万円を超えることが
珍しくありません。
技能実習生の来日、帰国にかかる費用は、いかなる理由があっても
実習生本人に負わせてはいけないと定められており、
実習実施者(=受け入れ企業)が負担するという契約を結んでいるのが
一般的です。
しかし今回の想定外の高騰を理由に、特に実習生を母国へ帰す際の
航空券手配に二の足を踏む実習実施者が多くなっているようです。
帰国状況の正常化までの特例措置である「特定活動」ビザを取得し
在留延長している元・実習生も大勢いる一方、実習終了後、
すぐに帰国したいという方も存在します。
そのような方々が仕方なく高額な航空券を自分で手配し、
後味悪い形で帰国するというケースも散見されます。
(中にはSNSなどの不確かな情報に飛びついた方が、
航空券代をだまし取られる詐欺事例も・・・。)
往来の規制が緩和されることは大変喜ばしいことである一方、
それにともない航空便数、運賃も徐々に元の状態へ戻っていくのかと
いう不安が残ります。
日本生活への期待に胸を膨らませている方々を裏切るような事態が
起きないよう、3月以降、より良い方向へ進んでいくことを願うばかりです。
***Futaba主催 新入社員研修のお知らせ***
2022年4月5日~6日の2日間の日程で、公開型(多企業合同)の
新入社員研修を開催する運びとなりましたので、ご案内いたします。
・日程:2022年4月5日(火)、6日(水) 2日間
・時間:10時~16時
・会場:大阪市中央公会堂 第4会議室 *対面形式
・費用:1名あたり33,000円 *2日間の研修資料代を含む
・対象:2022年度入社の新卒社員の方
・定員:先着15名限定
・お申込期限:2022年3月22日(金)
・お申込、お問い合わせ先:
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BJTビジネス日本語能力テストJ2(スコア420点)以上の方に限らせていただきます。
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https://www.futaba-edu.co.jp/news/2022/02/8613.html