≪Blog≫日本とベトナムの仕事文化の差異~(1)仕事の進め方に対する考えの違い~
日本とベトナムの仕事文化の差異
~(1)仕事の進め方に対する考えの違い~
メジャーリーグの大谷翔平選手が選手間投票により「プレーヤーズ・チョイス賞」を
受賞したという朗報が飛び込んできました。
とても喜ばしいことですね。
大谷選手のように、異文化に溶け込み自分の力を発揮することは非常に難しいことです。
しかし日本にも、文化の違いを理解し、困難な壁に立ち向かいながら活躍している
外国人の方が大勢いらっしゃいます。
弊社のベトナム人スタッフもその1人です。
彼女は最近特に、仕事にまつわる文化について越日で大きな違いを感じるとの事。
今回は彼女が感じる仕事文化の差異について本人に話してもらいました。
いくつか挙げてくれたのですが、その中から今回は「仕事の進め方」についてご紹介します。
日本の場合、仕事に取り掛かる際、計画を立て、常にその計画に従って仕事をします。
外出する場合でも、何時から何時、どこへ行くか、何をするか など、詳細な計画が
日本では必要不可欠です。
もちろん管理がしやすいという利点もありますが、緊急の予定変更やキャンセルなどが
ある場合、混乱に陥りやすくなるのが欠点だと感じます。
一方、ベトナムの場合、そこまで厳密には予定を立てません。
そのため、何か急な変動があったり、日本人なら「なぜ今言うのか」と思うような
予定外のことが発生したりしても素早く対応ができます。
絶え間ない変化があるのがベトナムでの仕事の特徴です。
また、日本では仕事を計画的に進めることが常識とされていますが、
ベトナムの人々は常に締め切り近くに仕事を始める傾向があります。
ベトナム人は、締切日に近づくにつれて、集中して仕事に取り掛かり、
締切日に帳尻が合えばOKと考えている人が多いです。
仮に問題が発生して仕事が期限に間に合わない場合、徹夜しても構わないと
考える傾向があります。
失敗のないよう事前にしっかり計画を立てる日本と、計画を立てず柔軟に対応するベトナム。
ベトナム人から見るとどちらにも利点・欠点があり、どちらが正しいとは言えないと
感じているようです。
文化の違いに大きなギャップを感じつつ、それでも日本で働き活躍しようと奮闘している
外国人材の皆さんをますます応援したい。
今回、彼女の話を聞き、想いを新たにしたのでした。